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2017.12.27 お金 一人暮らし 初期費用

一人暮らしの初期費用はいくら? 実家暮らしと比較!

一人暮らしと実家暮らし。どちらがいいかという議論は、その人の環境や状況に左右されることもあり、答えはなかなか出るものではありません。お金の面を考えたら実家暮らしが正解になる可能性は高いですし、通勤・通学の利便性や物理的&精神的な自立を考えると、一人暮らしがいいのでは……と感じる人も多いと思います。

ただ、一人暮らしを始める上で気になるのは、やっぱり費用面。特に初めて一人暮らしをスタートさせようという人は、引っ越しを含め一人暮らしの初期費用が気になるのでは?

今回は、一人暮らしのいいところや初期費用について見ていきましょう!

実家を出て一人暮らしを始める理由をチェック!

本題へと入る前に、まずはどうして一人暮らしを始めるのかについて少し考えてみます。

そもそも実家暮らしで問題ないのであれば、一人暮らしをしなくてもいいのかもしれません。ですが、たとえば就職や進学など、人によっては一人暮らしが必要となるタイミングがやって来ることがあります。もちろん、それ以外にも一人暮らしを始める理由はあるはずです。

そこで一人暮らしをしている男女に、「なぜ一人暮らしを始めたのか?」「一人暮らしをしている理由は?」と聞いてみました。そのベスト3は次の通りです。

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第1位:通勤・通学
第2位:自由
第3位:自立したい
トップは、やはり通勤・通学で、単純に「職場や学校から実家が遠い」という意見が多く聞かれました。また、たとえ実家が都心部にあるような人でも、一人暮らしをして毎日の通学・通勤距離をなるべく短くし、「近い」「通いやすい」といった交通アクセスの利便性を重視して一人暮らしをしている人が多いようです。

次いで多かった意見が自由です。ちょっと意外な感じもしますが、「一人の時間を大切にしたい」「家の中くらい気楽に過ごしたい」など、自由に暮らしたいと思うのは世代に関係なく感じるものなのでしょう。

3位の自立したいというのは、特に社会人を中心に多かった回答です。「自活をしたい」「大人になったので親元を離れて暮らしたい」といった理由が見受けられました。

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一人暮らしをしてみたい!…でも初期費用はどれぐらい必要?

一人暮らしを始める理由は人それぞれですが、実家暮らしが基本的には至れり尽くせりなのと比べると、一人暮らしは何事も自分が責任を持つことになります。そんなとき、もっとも気になるのは、やはり費用面で、一人暮らし経験がない人にとって、初期費用がどれぐらいかかるのかは知りたいところでしょう。

では、一人暮らしの初期費用とは、いったいどのようなものなのかというと、「部屋の契約費用」「引っ越し費用」「家具・家電や日用品の購入費」という3つに大きく分けられます。

まず、部屋の契約費用については、

敷金:部屋を退去する際、破損や汚れの修繕などに備えて一時的に預けておくお金。退去時、修繕費を引いた差額は返金されます。

礼金:入居する物件の大家さんに感謝の意を込めて支払うお金。最近では礼金なしの物件も増えてきています。

仲介手数料:物件を紹介してくれた業者に報酬として支払うお金。

前家賃:翌月分の家賃のこと。たとえば3月に契約した場合、4月分の家賃を先に支払します。月の途中から契約すると、その分の「日割り家賃」が発生します。

火災保険料:火事などで燃えてしまった建物や家具の補償をしてくれる保険費用のこと。

といったような項目があります。

各項目の相場は、敷金・礼金は家賃の1~2カ月、仲介手数料は家賃1カ月分、火災保険料は1.5万~2万円というのが一般的です。

どれぐらいの家賃の部屋を賃貸契約するかで変わりますので、一概にこれぐらいというのは難しいですが、たとえば家賃8万円の部屋を借りる場合、敷金・礼金がともに1カ月分とすると、およそ33万5000円かかる計算になります。

つまり、部屋の契約費用としては、家賃のだいたい4~6カ月分ぐらいを見ておけばいいでしょう。

家具や家電は最初は必要なものだけを購入するのが一人暮らしのコツ

続いては、家具や家電などの購入ですが、これは家賃以上に何をどれだけ購入するかで前後します。テーブルや食器など、せっかくの新生活なので新しいものを買いたくなるかもしれませんが、実家で使っているものを持っていけるのであれば、その分、初期費用を抑えることができます。

まずは冷蔵庫や洗濯機、カーテンなど最低限、必要な家具や家電を最優先で購入し、一人暮らしを初めて1カ月ぐらいで自分の生活スタイルを決めていき、その後に使うものだけ購入するのがオススメです。

ちなみに、冷蔵庫や洗濯機などは引っ越し業者を利用すると費用が高くなる場合もありますから、一人暮らし用の比較的リーズナブルなものを家電量販店などで購入する方が、初期費用を安くできるケースが多いようです。

最近は収納スペースが充実した物件も多いので、荷物を少なくさえしておけば、食器棚やタンスといった大型家具の購入も必要なくなります。また100円ショップなどの活用もいいでしょう。

何を買うかにもよりますが、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、炊飯器、電子レンジなど必要なものだけを買うことにすれば、少なくとも10万円ぐらいを想定しておきましょう。

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一人暮らしを始める際に必要な引っ越し費用はいくらぐらい?

部屋を決めて、家具・家電などもそろえたら、いよいよ引っ越し費用です。引っ越しにかかる料金は、引っ越しをする時期と距離などによって変動します。

引っ越しは、引越し専門業者にトラックで荷物を運搬してもらう方法が一般的で、単身(一人暮らし)の人が引っ越す場合にかかる費用の目安は、

同都道府県内での引っ越し引越し
オフシーズン:3~4万円
繁忙期:5~6万円

他県への引っ越し
オフシーズン:5万円以上
繁忙期:7万円以上

というのが一般的な相場です。ただし、運んでもらう荷物の量に応じて5,000~1万円ほど変わりますので、なるべく自分で持てるものは自分で運び、引っ越し業者に依頼する荷物量を減らすように工夫しましょう。

ちなみに、初めて一人暮らしをする場合、実家から持ち出すものは最小限にとどめ、必要なものは新居でそろえるようにすれば、レンタカーや宅配便を利用するなどして、引っ越し費用を抑えることも可能でしょう。実家に車がある場合、そちらを利用するのも効果的です。

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初期費用はかかるけど実家暮らしにはない一人暮らしのメリット

ここまで大まかな一人暮らしを始める際にかかる初期費用について見てきましたが、費用面だけを考えると、当然ながら引っ越しをしない実家暮らしの方が有利に感じるかと思います。

家族と暮らしていれば安心感はありますし、家族が家事をやってくれたりなどのメリットがあり、実家暮らしは捨てがたい……と感じるかもしれませんが、一人暮らしだからこその“いいところ”はたくさんあります。

通勤・通学が便利になるというのはもちろんのこと、恋人や友だちも好きなときに部屋に呼ぶことができるなど、なんといっても自由気ままというのが、一人暮らし最大のメリットではないでしょうか。

「自分だけが住む部屋」なので、気にならなければ少しぐらい散らかっていてもOKですし、「一人の時間が持てる」ということは、何も趣味や勉強に充てるだけでなく、ダラダラ過ごしても怒られないというよさもあります。

さらに、一人暮らしは「自由気まま」とよく言いますが、それは自分だけの空間なので、外から見えなければ、どんな格好でも恥ずかしくなく過ごせます。もちろん、部屋の中を好きなもので埋めても誰にも文句は言われませんし、ツラいとき悲しいとき、人目を気にせず思いっきり泣く、なんてことも可能です。

もう少し真面目な理由を挙げると、「炊事・洗濯・掃除などが自然と身につく」「父親や母親のありがたみを感じるようになる」など、ちょっと大人になれる可能性を秘めているのも一人暮らしのいいところと言えるでしょう。

ちなみに、次のような気になるアンケート結果もあります。

一人暮らしの人と実家暮らしの人、どっちが魅力的?

実家暮らし…20.2%
一人暮らし…79.8%

思っている以上に、一人暮らしの人を選ぶ傾向が強く出る結果となりました。一人暮らしの相手を選ぶ理由としては、

自分や相手の家族のことを気にせず会いに行ける
一人暮らしの方が自立している印象がある
最低限の家事ができる

といったようなことが、男女とも多くありました。一概に一人暮らしをしたからモテるというわけではないとは思いますが、特に社会人では、一人暮らしをしていることが恋人選びのひとつのポイントになるのかもしれません。ご参考までに……。

一人暮らし経験者が一人暮らしをすすめる理由とは?

一人暮らしにも、実家暮らしにも、当然ながらメリットもデメリットもあります。一人暮らしをしたことがないからといってダメ、ということは決してありません。

ですが、一人暮らしをしたことがある人に聞くと、実に9割以上の人が、「一度くらいは一人暮らしを経験した方がいい」と答えてくれました。

一人暮らしの経験からは、いろいろな意味でたくさんの経験が得られるはずです。特に子どものときには親に任せきりだった金銭面での学びは、一人暮らしをしてこそのものです。

きっと、自由であることも、金銭的な部分も全部含めて、一人暮らしの楽しさなのです。これを読んでいる方も是非、一人暮らしを始めてみませんか?

編集者 イメージ

My Style 編集部

お気に入りの街で、お気に入りの部屋で、自分らしく一人暮らしがしたい。
そんな気持ちに寄り添い、「都内で一人暮らしにおすすめの街」や「都内で一人暮らしにおすすめの沿線」を記事でご紹介します。収納やインテリアなど一人暮らしに役立つ情報もお届けしていきます。

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