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【京浜東北線編】東京で一人暮らし。おすすめの沿線は?
東京で一人暮らしをしている方、引っ越しするときの条件で大事にしていることは何ですか?
住環境や間取りをはじめ、見るべきポイントはいくつかありますが、その中でも「通勤・通学のしやすさ」、つまり「交通アクセス」を重視している方も多いと思います。
そこで一人暮らしと通勤・通学時間という、切っても切り離せない関係性からの物件探しについて考えてみましょう。
今回は一人暮らしの路線選びで候補になりやすい「京浜東北線」を中心に見ていきます。
一人暮らしの人が通勤にかけている平均所要時間は?
まず、通勤時間について、普段どれぐらいの時間を使っているのか、アンケート調査を行ってみました。
結果を見てみると、もっとも多いのは通勤時間が30分以内ですが、20分以内と合わせると約45%となり、「会社の近くに住んで通勤時間をできるだけ減らしたい」と考えている人が多いことがわかります。
反対に60分以内が2番目となっていますが、これは郊外に住んで通勤していたり、実家から都心部へと通勤している方中心の回答でした。こうした方々からは「通勤に時間をかけるくらいなら、もう少し眠っていたい」「職場の近くで暮らして通勤にかかる労力を減らしたい」といった意見も聞かれました。
一人暮らしでは都心と郊外のどちらに住むのがお得?
先ほどのアンケート結果にも出てましたが、たしかに職場に近ければ近いほど通勤には便利かもしれません。ただし、それだけで住む部屋を決めようとすると、当然ながら費用面とのバランスが取れないケースも出てきます。
では、賃貸で住む部屋を選ぶ際、交通アクセスの利便性が良い都心に住むか、都心に比べると家賃が安い郊外に住むのかでは、どちらがお得なのでしょうか?
いろいろと細かい条件はありますが、都心と郊外の物件を比較した場合、同じ金額の家賃であっても部屋の広さは郊外が広いケースも多く、部屋の広さを求めるなら郊外を選ぶ方がいいかもしれません。
ただし、交通面では郊外よりも都心の方が有利な面が多いのもたしかです。以下に、主な特徴をまとめてみます。
都心で部屋を借りる場合
交通アクセスの利便性が高い
深夜帯まで交通機関がある
駅近の物件が多い
郊外で部屋を借りる場合
交通アクセスの利便性が低め
帰宅時間によっては交通機関がない
駅から遠い物件が多い
通勤時間がどれだけかかってもいいという人であれば、郊外に住む方がメリットを受けやすいですが、通勤にかかる時間や労力を減らしたいなら、やはり都心で一人暮らしをする方が便利度は高めです。
それに都心から離れた郊外の場合、立地によっては買い物も離れた場所にしかスーパーなどがなかったり、バスの本数も少ないなど、最寄り駅や繁華街への移動手段も考える必要が出てきます。
自転車を使えば運動にもなってプラスとも考えられますが、いつも遠くまで買い物に行くのは大変ですし、商品を持って自転車で帰ってくるのも一苦労です。
都心と郊外のどちらが一人暮らししやすいかは、人それぞれですが、交通や買い物の利便性を求めるなら、都心と郊外の良さを兼ね備えた、交通アクセスや買い物の利便性がよく駅近の物件があるエリアに住むのがベターな選択肢と言えるかもしれません。
都心からのアクセスもよく駅近物件も多い京浜東北線に注目!
では、実際に「都心から程よくアクセスもよい場所で駅近」で住める物件があるようなエリアはどこなのでしょうか。
都心から少し離れた場所でも、そこそこ交通アクセスがいい街はありますが、なによりも重要なのは、職場や学校がある都心へのアクセスがいいかどうかです。もちろん仕事だけでなく、プライベートでも都心に出やすければ休日のお出かけも楽しくなるはず。
そうはいっても新宿や渋谷や池袋など、主要ターミナル駅周辺の物件は家賃がかなり高くなります。駅から少し離れたところにすれば家賃が少し安くなりますが、都心に住んでいるのに、最寄り駅まで遠いのであれば郊外に住んだ方がいいと感じてしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、都心へのアクセスもよく駅近な物件も多く、都心まで電車で30分前後の圏内で一人暮らしをすることです。
なかでも、北は埼玉・大宮から南は神奈川・大船までをつなぐ「京浜東北線」は、上野や東京、品川、横浜とオフィス街を通るので通勤・通学に便利なため、一人暮らしをする人にとって人気の沿線のひとつです。
京浜東北線沿線に住むメリット
・都心へのアクセスが良好
・山手線沿線などと比べると家賃は控えめ
・都会的な街や下町情緒あふれる街など、住む場所を幅広く選択できる
・東海道線、横須賀線、山手線と併走し乗換も便利
ビジネスからプライベートまで、生活全般を沿線だけで完結できるのが京浜東北線の魅力であり、予算に応じた住まい探しが可能なのもメリットです。
一人暮らしにおすすめの街から都心オフィス街への通勤時間は?
今回は「都心から程よくアクセスもよい場所で駅近に住める街」がテーマですので、京浜東北線沿線にある東京都の街を比較してみます。
実際に京浜東北線沿いの街に住んでいる方々の意見を参考に、沿線上の街を各項目☆3つで集計しまとめました。☆の数が多いほど高評価となります(※家賃は☆の数が多いほど相場が安め)。
さらに、今回のメインである交通面に注目してみましょう。
大井町
・利用路線:京浜東北線、東急大井町線、東京臨海高速鉄道りんかい線
・主要駅へのアクセス:品川駅まで約3分・新宿駅まで約17分・渋谷駅まで約10分・東京駅まで約15分
蒲田駅
・利用路線:京浜東北線、東急池上線、東京多摩川線
・主要駅へのアクセス:品川駅まで約10分・渋谷駅まで約25分・東京駅まで約21分
赤羽駅
・利用路線:埼京線、京浜東北線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、高崎線
・主要駅へのアクセス:新宿駅まで約14分・池袋駅まで約8分・渋谷駅まで約20分、東京駅まで約17分
王子駅
・利用路線:京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線
・主要駅へのアクセス:新宿駅まで約25分・池袋駅まで約17分・渋谷駅まで約31分、東京駅まで約15分
このように主要なオフィス街への交通手段による所要時間は、いずれも20~30分圏内ですので、駅近に住める街なら自宅と職場のドアー・ツー・ドアでも通勤30分圏内を実現できます。
4つの駅はどれも駅周辺に店舗や商店街などがあり、日用品の買い物スポットに困ることはありません。また、仕事帰りに軽く一杯……を考えたときも、どの街も飲食店が充実していて楽しめます。
複数の路線が利用でき、都心へのアクセスが充実しているのが4駅に共通していますが、特に赤羽駅は、東京、新宿、渋谷、池袋、品川など、都心の主要な駅までの乗換なしで行けるのも大きな特長です!
さらに赤羽は埼京線も使えますから、仮に京浜東北線が止まったとしても振り替え輸送に期待できます。プライベートで出かける際も、複数路線があると、いろいろな方面に遊びに行けるので楽しみが広がります。
乗換回数を減らせれば、それだけ通勤・通学ストレスが軽減できるので、街&路線選びでは注目しておきたいポイントのひとつと言えます。
東京で一人暮らしする際は京浜東北線沿線を選択肢に
ここまで見てきたように、京浜東北線は都心へのアクセスが良好なため通勤・通学に便利なのが、一人暮らしで住みやすい街として注目を集める理由のひとつです。
さらに交通面だけでなく、長い距離を走る路線だからこその街のバリエーションも魅力です。都会的な街、下町情緒あふれる街など、趣味や趣向に合わせて暮らすエリアを選択できるのもうれしいところです。
複数の路線が並走というのは、利便性の向上や混雑の緩和といったメリットがある一方、他路線の影響を受けやすい側面もありますが、今回紹介した赤羽をはじめ、いくつかの路線が使える駅に住んでいれば、万が一の備えにもなります。
My Style 編集部
お気に入りの街で、お気に入りの部屋で、自分らしく一人暮らしがしたい。
そんな気持ちに寄り添い、「都内で一人暮らしにおすすめの街」や「都内で一人暮らしにおすすめの沿線」を記事でご紹介します。収納やインテリアなど一人暮らしに役立つ情報もお届けしていきます。