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【小田急線編】東京で一人暮らし。おすすめの沿線は?
東京で初めて一人暮らしする人にとって、どの沿線で暮らすかは悩みどころ。単純に会社にアクセスしやすい路線や、家賃の安い沿線を選んで、失敗したくないですよね。東京都内で一人暮らしする人が、部屋探しの参考にできるよう、おすすめの沿線を研究する本企画。今回は神奈川と新宿を結ぶ小田急線をピックアップします!
新宿直結でアクセス抜群。千代田線・井の頭線を使えば自由度はさらに高まる
新宿勤務の方や、千代田線沿線の表参道や大手町に通勤されている人は、小田急線で部屋探しを検討したことが一度はあるはず。東京都内を走るほかの電車に比べ、小田急線は乗り換え路線が少ない印象もあります。ですが、豪徳寺から山下駅まで歩けば世田谷線、下北沢からは京王井の頭線、代々木上原からは東京メトロ千代田線で明治神宮前(原宿)や表参道、大手町や霞ヶ関など幅広い範囲のビジネス街や買い物スポットに乗り換えなしでアクセスできます。
【千代田線乗り換えで行ける駅】
明治神宮前(原宿)
表参道
赤坂
霞ヶ関
日比谷
大手町
【世田谷線乗り換えで行ける駅】
三軒茶屋
【京王井の頭線乗り換えで行ける駅】
吉祥寺
渋谷
乗り換え1回でアクセスできる範囲がこれだけ広がると友達を家に呼びやすいというメリットも。もちろんお出かけや買い物にも便利な路線と言えそうです。
小田急線の混雑率、急に下がったのは何故?
東京都内で一人暮らしする場合、会社に近い物件、通勤ストレスがかからない路線で通勤したいと思う人が大多数だと思います。そんななか小田急線は満員電車のイメージ。ですが最近、混雑率が急激に低下したのはご存知ですか?そもそも混雑率100%ってどのくらいの混み具合かと言うと、座席が埋まり、つり革も埋まった状態のこと。
今までの小田急線の混雑率は191%(ほぼ200%!)。2018年度の国土交通省の混雑率データによると151%と見事に緩和できています。まさか小田急線ユーザーが自転車通勤にしたわけではなく、今まで一本の線路に各停と急行が走っていましたが、複々線が完成し、各停と急行・準急が別々の線路を使うことができ、列車の増発ができ混雑率が低下したという仕組みです。今後は通過待ちなどの無駄な時間がなくなり、走行時間も短縮できるという夢のような事業なのです。混雑率が下がったことも嬉しいニュースですが、小田急電鉄が乗客のためにしっかり事業をしていると感じられるとさらに好感が持てます。
筆者が全部行った!小田急線のお出かけスポットまとめ
引っ越しが済んだら沿線内のお出かけスポットが気になるところ。小田急線のおでかけスポットといえば、ロマンスカーで行く箱根が有名です。温泉や彫刻の森美術館に箱根小涌園ユネッサンといった観光地もあり、外国人観光客も多く訪れます。ですが、実は小田急線沿線には他にもおすすめの観光地があるのはご存知ですか?
1つ目のおすすめお出かけスポットは江ノ島。新宿駅から一時間ほどでアクセスでき、シラス丼や食べ歩きできるイカ焼きといったグルメが楽しめ、海が一望できる癒しのスパリゾートも。島内に猫が多いのも特徴で、江ノ島は箱根より気軽に、日帰りでリフレッシュできるスポットです。江ノ電で、鎌倉方面へ足を伸ばせば鶴岡八幡宮やカフェ巡りも楽しいです。
鎌倉には鳩サブレーで有名な「豊島屋」の本店があり、ここでしか買えない和菓子やオリジナルグッズも(あぶらとり紙のケースは私の名刺入れになっています)。併設された鳩巣(きゅうそう)というギャラリーには、鳩サブレー発売当時の焼き型まで見ることができます。鎌倉駅前に戻ると「イワタコーヒー」の厚焼きホットケーキも見逃せません。焼上がるまで30分ほどかかりますが、初めて見たときの感動はすごいです。なるべく画像検索しないで足を運んで欲しい喫茶店です。
2つ目の小田急線おすすめの観光スポットは、小田急多摩センター駅にある「サンリオピューロランド」。改札を出たらすぐに、ハローキティやクロミ、マイメロディにぐでたまなど人気キャラクターが、お出迎え。ピューロランド内のフードコートでは、キキララやポムポムプリン、シナモンなど人気キャラクターを模したフードも楽しめ、SNS映えがすごいです。もちろんキャラクターのアトラクションやグッズもあり、パレードやショーも充実しています。サンリオが大好きな人でなくとも、世界観に引き込まれちゃうスポット。
3つ目のおすすめは向ヶ丘遊園駅からバスで行ける「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。「ドラえもん」をはじめ、「キテレツ大百科」など人気アニメの漫画の原画が見られるほか、ドラえもんの漫画の世界に引き込まれる「どこでもドア」や、「空き地の土管」を現実世界で体験できるスポットも。ミュージアムカフェでは「アンキパン」や「チンプイパンケーキ」が楽しめます。
小田急沿線から簡単にアクセスできる有名な観光地だけでもこんなにありました。小田急線からは、小田急線は小田原線や多摩線、江ノ島線の三つに分岐しているのでお出かけには困らない路線といえそうです。
下北沢だけじゃない!小田急線で一人暮らしにおすすめの街
小田急沿線で一人暮らしというと下北沢の狭い1Kアパートで劇団員やバンドマンが、タバコの煙をくゆらせながらベースを弾いてるイメージがあります(完全に筆者のイメージ)。「本多劇場」をはじめとする小劇場や、ライブハウス、古着屋さんにカフェ。ヴィレッジヴァンガードに、シーシャバーに、レコードショップ。東京でカルチャーに浸りたいならかなりおすすめの街なのです。だがしかし、社会人になり、もっとナチュラルに生活したい人におすすめの街や、もっと庶民的な商店街が楽しい街もしりたいですよね?小田急線沿線でおすすめの街を東京都内の駅に限定しておすすめの駅をピックアップしてご紹介します。
新宿
都内の主要な路線が多く交差し、伊勢丹に高島屋、マルイにルミネなどデパートがあり、洋服の買い物もハイブランドからファストファッションブランドまで幅広く揃う。家電量販店、ニトリ、東急ハンズなど引越しに必要なものも新宿で大体見つかります。ですが、新宿駅が最寄りのアパートやマンションは少なく、歌舞伎町やゴールデン街などの繁華街には外国人観光客も多いため、生活にはあまり向いてない印象。
代々木上原
駅ビルで日用品の買い物から食事まででき、街の中にはマクロビや身体に優しい食事ができる飲食店が多い。100円ショップはないが、スーパーやドラッグストアはしっかりある。駅前からアパレルショップやスニーカー専門店などおしゃれに感度が高い人におすすめな店が多い。人気のパン屋や、カフェがたくさんある。豪華な邸宅も多いが、アパートやマンションもたくさんあるため、一人暮らしにおすすめの街といえそう。
下北沢
演劇の街とも呼ばれ、本多劇場や小劇場がある。数年前に駅そばの踏切がなくなり南口・北口間の行き来が楽になった。駅前にはオオゼキというスーパーや、カルディがある。おしゃれなカフェや、古着屋、古本屋など個性的な店が多く休日の街歩きがとにかく楽しい。井の頭線を使えば渋谷・吉祥寺にもアクセスできる。渋谷・新宿に通勤し、サブカルチャーが好きな人の一人暮らしにおすすめの街と言えそう。
豪徳寺
招き猫の街。駅前に立派な招き猫の石像と、豪徳寺という寺には招き猫がずらっと並び圧巻(ご利益すごそう)。駅前に大きなスーパーはないが、レストランやバル、デリカテッセン、パン屋などがあり外食派・内食派の人の一人暮らしにおすすめの街。山下駅からは世田谷線で三軒茶屋にアクセスでき、雰囲気のいい飲食店が多くある。
千歳船橋
駅前にスーパー2件あり(小田急OX・オオゼキ)。100円ショップもあるので日用品は会社帰りに買い物できる。高架下には飲食店が連なっていて、商店街に活気があり、食べ歩きも楽しい。長く住めば住むほど住み心地がよくなりそうな街。
まとめ
ハイセンスな街や演劇の街、招き猫の街に商店街が楽しい街。普段、電車で通り過ぎるだけでは気づくことができない小田急線の魅力が少しでも伝わったでしょうか?これから部屋探しをする人の参考になれば幸いです。小田急線沿線のそれぞれの駅の特徴を思い出しながら、自分らしい暮らしができる部屋探しをしてくださいね!
My Style 編集部
お気に入りの街で、お気に入りの部屋で、自分らしく一人暮らしがしたい。
そんな気持ちに寄り添い、「都内で一人暮らしにおすすめの街」や「都内で一人暮らしにおすすめの沿線」を記事でご紹介します。収納やインテリアなど一人暮らしに役立つ情報もお届けしていきます。